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02月25日-01号

  • "特別会計公共下水道事業費予算日程"(/)
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  1. 箕面市議会 1999-02-25
    02月25日-01号


    取得元: 箕面市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    平成11年  2月 定例会(第1回)               第1回箕面市議会定例会会議録 2月25日(木曜日)◯出席議員    1番  西田隆一君          14番  中川善夫君    2番  二石博昭君          15番  永田吉治君    3番  増田京子君          16番  黒山政之君    4番  牧野直子君          17番  斉藤 亨君    5番  藤沢純一君          18番  布 邦夫君    6番  松本 悟君          20番  藤井稔夫君    7番  八幡隆司君          21番  森岡利秋君    8番  神田隆生君          22番  花畑舜一君    9番  名手宏樹君          23番  北口和平君   10番  稲尾寛一君          24番  谷 茂男君   11番  中島健二君          25番  大越博明君   12番  上田春雄君          26番  石田良美君   13番  牧野芳治君          27番  内海辰郷君◯欠席議員   19番  右田光一君◯説明のため出席した者の職氏名 市長     橋本 卓君    建設部長    梶田靖彦君 助役     梶田 功君    出納室長    熊井 稔君 助役     柴田龍男君    教育長     中垣芳隆君 収入役    芝 寅勇君    水道事業管理者 横尾 巌君                 監査委員 総務部長   奥野三十四君           上西利之君                 事務局長                 農業委員会 企画部長   清田栄紀君            稲治 昂君                 事務局長                 選挙管理委員会 人権文化部長 出水睦夫君            佐藤昭夫君                 事務局長 競艇事業部長 西田義信君    教育次長    清水朝一君 市民生活部長 大谷和雄君    学校教育部長  藤原秀子君                 生涯学習 健康福祉部長 仲野 公君            清水義雄君                 推進部長 都市計画部長 芝山邦雄君    市立病院長   岩崎雅行君 市立病院        北脇善明君    水道部長    平野忠志君 事務局長 消防長    木村忠利君◯出席事務局職員 事務局長   中野 豊君    総括主査    西川和彦君 次長     上野信一君    主事      川瀬康司君◯議事日程(第1号) 平成11年2月25日 午後1時開議日程第1  会議録署名議員の指名日程第2  会期決定の件日程第3  平成11年度施政及び予算編成方針日程第4  第1号議案  平成11年度箕面市一般会計予算日程第5  第2号議案  平成11年度箕面市特別会計財産事業費予算日程第6  第3号議案  平成11年度箕面市特別会計競艇事業費予算日程第7  第4号議案  平成11年度箕面市特別会計国民健康保険事業費予算日程第8  第5号議案  平成11年度箕面市特別会計老人保健医療事業費予算日程第9  第6号議案  平成11年度箕面市病院事業会計予算日程第10 第7号議案  平成11年度箕面市特別会計萱野中央土地区画整理事業費予算日程第11 第8号議案  平成11年度箕面市特別会計牧落住宅団地事業費予算日程第12 第9号議案  平成11年度箕面市特別会計公共下水道事業費予算日程第13 第10号議案 平成11年度箕面市水道事業会計予算   ------------------------------------       (午後1時 開会) ○議長(内海辰郷君) ただいまより平成11年第1回箕面市議会定例会を開会いたします。 ただちに本日の会議を開きます。 この際、諸般の報告をいたさせます。事務局長中野 豊君 ◎事務局長(中野豊君) まず議員の出席状況をご報告申し上げます。 本日、19番 右田議員から欠席の申し出がまいっております。したがいまして本日の出席議員は26名で議会は成立いたしました。 次に、本定例市議会に付議される事件の説明員をご報告申し上げます。  (以下報告) ○議長(内海辰郷君) 日程第1、「会議録署名議員の指名」を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第117条の規定により議長において12番 上田春雄君及び16番 黒山政之君を指名いたします。 次に、日程第2、「会期決定の件」を議題といたします。 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から3月30日までの34日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (“異議なし”の声あり) ○議長(内海辰郷君) ご異議なしと認めます。 よって会期は2月25日から3月30日までの34日間と決定いたしました。 次に、日程第3、「平成11年度施政及び予算編成方針」を議題といたします。 これより市長から施政及び予算編成についての方針を承ることにいたします。市長 橋本 卓君 ◎市長(橋本卓君) 本日、ここに平成11年度(1999年度)予算案及びこれに関連する諸議案をご提案申し上げ、ご審議をお願いするにあたり、当面する市政の運営方針並びに予算案の概要を申し述べ、市民を代表されます議員各位の暖かいご理解とご協力を賜りたいと存じます。 本年度は、20世紀における本市のまちづくりを締めくくりながら、21世紀初頭のまちづくりの体制を整えていく、大切な1年であると考えております。 私は、諸先輩が築き上げてこられましたまちづくりの成果を受け継ぎ、さらに、市民が安心して暮らすことのできる箕面市をめざし、議員各位をはじめ市民の皆さまのお力添えをいただきながら、21世紀へつなぐ、本市のまちづくりを進めてまいる所存でございます。 さて政府は、わが国経済の再生を緊急の命題として、昨年4月の総合経済対策に加え、11月には財政構造改革法を一時凍結してまで、恒久的減税を含めた緊急経済対策を実行に移し、現在国会で審議されております平成11年度(1999年度)の予算案も、前年度予算から一転して公共事業関連等の景気回復策を中心に、積極型予算へ転換されようとしています。 これらの経済対策や恒久的減税の効果が現れるには、まだ時間が必要かと存じますが、わが国経済の底力を信じ、緩やかであっても回復していくことを、心から願うものでございます。 今般の恒久的減税は、景気回復策の一環として実施されるものであり、この点で、その必要性を十分認識いたしておりますが、本市のような普通交付税不交付団体には、近年の所得税・住民税減税に対する国からの財源交付がなく、結果として自己財源で補填せざるを得ないため、本市の財政は厳しい状況に直面いたしております。 私は、昨年11月の大阪府市長会において、現在の国・地方の税財源配分の一方式である地方交付税制度が、制度疲労を起こしているため、大都市部と中小都市部とに財源配分のアンバランスが生じていることを主張し、減税政策など特別政策に伴う財源措置は、地方交付税の交付・不交付の区分によらずに平等の措置をとるべきことを、政府に強く要望すべきであることを提言いたしました。 今般の恒久的減税に伴う地方財政対策として創設されました地方特例交付金、及びたばこ税の一部税源移譲により、本市では地方特例交付金において11億1千8百万円、たばこ税の一部税源移譲において5千万円の一般財源が確保できる見込みとなっております。この点において今般の政府の措置を素直に評価いたすものでありますが、やはり地方が自立するうえにおいて、例えば国税であります所得税の一部を市民税に移譲するなど、地方交付税に依存しなくてすむ地方自主財源の安定的な確保が不可欠であり、根本的な税制改革を図るよう、大阪府市長会等を通じまして、さらに政府に要望いたしてまいりたいと存じます。 今議会において、本市のまちづくりにおける主要な条例といたしまして、「箕面市子ども条例」「箕面市非営利公益市民活動促進条例」「箕面市外国人市民施策審議会条例」を、ご提案申し上げてまいりますが、いずれの条例も、地方分権の未来に向かって本市が発展していくために、是非とも必要な条例であると考えているものでございます。 「人は人によって育つ」と申します。次代を担う子どもたちが、健やかに伸び伸びと元気に育っていくためには、その成長をあたたかく見守り、力強く支えていくことのできる社会でなければならないと思うのであります。 しかし、急激な少子化の進行は、子ども同士の交流機会の減少や保護者の過保護・過干渉を生み、また都市化の進展は、地域の人間関係の希薄化をもたらすなど、子どもたちの成長に大きな影響を与えてまいっております。学校教育においても、いじめや不登校などの憂慮すべき事象が依然として生じており、児童・生徒一人ひとりの自己実現に向け、教育改革の着実な推進が求められております。 「箕面市子ども条例」は、こういった社会の変化に対応し、子どもが幸福に暮らせるまちづくりをめざして、市民との協働により具体の取り組みを進めていくための基本的な考え方と施策の推進方向を示すものとして、制定をお願いいたすものでございます。 今日の社会には多様な価値観に基づく数多くの地域ニーズが存在しております。その中で、非営利の市民組織による自発的・自主的な活動は、既存の枠組みにとらわれない先駆的な活動を展開し、地域社会の公益を実現する新たな担い手として期待されています。 「箕面市非営利公益市民活動促進条例」は、行政と非営利の市民組織・事業者とが建設的なパートナーとして、多様化、増大する公共分野を共有・分担しあい、活力ある地域社会を形成するためのルールとシステムづくりを進めていく基本的事項を定める条例として、制定をお願いいたすものでございます。 本市には、人口の14%、約1700人の外国人市民が生活されており、これまでもその日常生活におけるハンディキャップの解消に向けた行政サービスの充実に努めてまいったところでありますが、依然として、日常生活上のハンディキャップや差別・偏見が存在しています。 「箕面市外国人市民施策審議会条例」は、多様な文化・価値観を認めあうことのできる、ともに生きる地域社会づくりを進めていくため、本市在住の外国人市民にかかわる諸問題を調査・審議する附属機関の設置に関する条例の制定をお願いいたすものでございます。 本市が、地方分権・地方自治の本旨に基づく主体的なまちづくりを進めていくためには、まちづくりの重要な政策に関する基本的な事柄について、市議会の議決をもって定められる「条例」において明らかにすることが、市民自治の原点であると考えているものでございます。 ただ今、申し述べました3つの条例は、そうした観点で、それぞれの分野における理念及び基本的な取り組み方針を示すものとして、ご提案申しあげるものでございますので、何とぞよろしくご理解賜りまして、ご議決いただきますようお願い申しあげる次第でございます。 以上のような認識と決意のもと、21世紀へつなぐ、本市のまちづくりを進めるにあたっての、私の基本的な考え方を以下に申し述べたいと存じます。 第1に、元気とやさしさのあるまちづくりであります。 子どもが元気に育ち、お年寄りにやさしいまちをつくることは、確かな未来へ歩むことであり、この箕面のまちに暮らす、すべての市民のより豊かな生活につながっていくものであると存じます。 昨年の12月、児童・生徒が地域に出て、社会のことを自ら学び、考えることをめざした総合学習活動の報告会に、私も出席いたしました。 そこでは、児童・生徒の皆さんが、いろんな苦労を経験された人の「人生観」を知ることで感動を得たり、幼稚園での園児の世話や仕事の体験を通し、自分の過去や将来を考えたこと、お年寄りや障害者、外国人市民との交流を通して社会の問題点に気づき、自分の生きている社会のことを考えたことなど、普段の授業では学べないこと、また普段の生活ではあまりできない、さまざまな体験や人との出会いを通じて感じたことを、それぞれの方法で表現されていました。 私は、その報告を聞きながら、子どものもつ豊かな感性は、昔も今も、変わることなく輝いていることを確信したものでございます。と同時に、学校・家庭・地域がともに手をたずさえて、21世紀を担う子どもの可能性を育んでいくことの大切さを痛感した次第でございます。 「箕面市子ども条例」は、子どもが「主体的に判断し、行動し、他人を思いやる心や感動する心など豊かな人間性を養い、自ら律しつつ、義務を果たし、たくましく生きることができる人間」として成長するよう、大人は、「愛情と理解をもって見守る」という理念を明らかにし、それに基づく施策の方向性を示すものでございます。今後、本条例に基づき、保護者・教育関係者をはじめとして、市民との連携した取り組みを進め、総合的・継続的な推進体制を確立するとともに、幼保連携による子育て支援などの事業推進を図ってまいりたいと存じます。 議員各位には、すでにご案内のとおり、本年は「すべての世代のための社会をめざして」をテーマとする「国際高齢者年」でございます。 わが国では高齢社会を、ややもすれば介護社会としてイメージし、社会コストの面からマイナス的にとらえられがちでありますが、高齢社会は、その社会が長年にわたり、さまざまな分野で積み上げてきた事業の成果によって到達することのできる豊かな社会であります。 私は、激動した20世紀の苦しい時代を乗り越え、わが国や、この箕面のまちを支え、発展の基礎を築いてこられた高齢者市民に対し、尊敬の念をもって接し、介護を必要とされる場合には、その生活を支援していくための十分なケアをもって応えることが、私たちの使命であると考えております。 現在、準備作業を進めております介護保険制度の円滑な実施を図ることは当然のことでございますが、高齢者市民がより豊かな自己実現を図り、生涯現役世代として活躍されることを側面から支援してまいりたいと考えているものでございます。 そうした観点から本年度におきまして、関係団体のご協力のもと市民主体による実行委員会を組織いただき、ねんりんピック2000大阪プレ大会「囲碁フェスタinみのお」を開催いたしてまいりたいと存じます。 本市は、都市としては比較的小さなまちでございますが、市民生活に必要な都市基盤施設はおおむね整えており、そのうえに活気ある多様な市民活動があり、また未来の箕面のまちに活力を与えるまちづくりプロジェクトを推進するなど、さらなる発展を続けていく可能性を有しています。 こうした基盤に立ち、さらなる元気とやさしさのあるまちをめざし、議員各位のお力添えをいただきながら、関連諸施策の推進に取り組んでまいりたいと存じます。 第2に、市民主体・協働のまちづくりであります。 地方分権の流れは、地方行政の仕組みを大きく転換させると同時に、市民と行政との関係の再構築・新しい関係を創り出すことによって地域主権に基づく新しいまちづくりを可能にしてまいります。 私は、市長就任以来、「市民が主人公のまちづくり」をめざし、市民主権・市民主役・市民協働を基本に、市政運営に取り組んでまいりました。そして、その市民参加の基盤となります「箕面市市民参加条例」を施行し、行政の政策形成段階からの市民参加の取り組みを進めてまいったところでございます。 もとより、私ども行政は市民からゆだねられている権限において、市民福祉の最大化を図ることをめざし、行政の専門性を発揮し、施策を推進することが基本的な責務でございます。 そのうえで、市民の自発的で自主的な意思による公共サービスの供給と、行政が行うべき公共サービスとの役割分担を図りながら、市民と行政の協働による主体的・効率的なまちづくりを進めていくことが、分権時代におけるまちづくりの一手法であると存じます。 先に申し述べました「箕面市非営利公益市民活動促進条例」は、市民の公益的な活動のより一層の発展を促進するため、市・市民・事業者及び非営利公益市民活動団体の責務等を明らかにし、それぞれの関係等については、非営利公益市民活動促進委員会を設置し、助成のあり方等も含めた協働のルールについて調査・審査等を実施することにより、公益的な市民活動の促進を図ることを目的としたものでございます。 本市には、現在60カ国を超える外国人市民が生活しておられ、本市の個性を豊かにしているひとつの要因であると存じます。本市では平成6年(1994年)6月に「箕面市国際化推進指針」を策定いたし、行政サービスの充実や多文化交流などの取り組みを通して、国籍に関係なく誰もが暮らしよい地域社会の実現をめざしてまいりました。 今後は、箕面市外国人市民施策審議会において、外国人市民の意見をまちづくりへ反映させるため、具体的な取り組みについて調査・審議いただき、可能なものから順次施策化を検討いたし、魅力的な多文化共生のまちづくりを進めてまいりたいと存じます。 市民参加・協働のまちづくりの基本は、そのまちに住む市民が、自らの責任においてまちづくりに参加し、自己責任に基づく評価を行いながら、よりよいまちづくりをめざしていくものであると存じます。 このような認識のもと、今後とも市民と協働のまちづくりを基本に、この箕面のまちが持続可能な発展を続けてまいりますよう、関連諸施策の推進に取り組んでまいりたいと存じます。 第3に、行政の自己革新と構造的改革についてであります。 昨年5月に「地方分権推進計画」が閣議決定され、地方分権は本格的な実行段階へと移ってまいりました。自主財源や人材確保の問題などを抱えながらも、自己決定と自己責任に基づくまちづくりが実際のものとなってまいります。 本市では、大阪版地方分権推進制度実施要綱に基づき、本年4月から大阪府建築指導課の分室を市役所内に設置し、建築基準法に基づく「建築物の建築等に関する確認及び許可等」を行う、「特定行政庁」への準備を進めてまいりますが、その趣旨は自己責任に基づく主体的なまちづくりを進めるうえで、不可欠な事務であると判断いたしているからであります。 事務委譲を受けることにより、必然的に責任と事務量は増大し、厳しい財政環境の中で、その事務に必要な財源や人員を確保するのは容易なことではございません。 地方分権が、権限委譲による自治体の主体性を尊重する一方で、肥大化した国の組織を縮小し、活力ある政府をめざしていることを考えあわせれば、権限委譲を受ける自治体も、無駄のない行政体制を構築するため、組織・業務の構造的改革を推進しなければなりません。そうしなければ組織は限りなく肥大化し、財政も破綻の道を歩むことになります。 こうした観点から、行政が公共分野のすべてを担っていくという考えをぬぐい去り、「民」に任せるべきは「民」に任せ、行政は行政としてやらなければならないことを責任をもってやるという、行政の自己革新による行財政運営システムの再構築を図っていかなければならないと存じます。 本市では、箕面市行政改革大綱において、改革の基本方針と改革すべき項目・目標を掲げ、箕面市行政改革推進委員会の数次にわたる答申を受けながら、具体的な業務の見直しに取り組んでまいりました。しかし、未だ実現していない数多くの課題が残されており、その課題を「箕面市行政改革大綱(改革項目)実施計画書」に位置づけ、改革項目の実現を図るとともに、行政改革の実効性をさらに高めるため、人事・給与制度の見直し、民間委託の推進、数値目標を掲げた職員数の削減、スクラップ・フォー・ビルドによる事務事業の見直しなど、具体的項目に絞り込んで自治体経営の健全化に向けた取り組みを強化してまいりたいと存じます。同時に、職員の行政技術の専門性を高めるため、職員研修の強化を図るとともに、費用便益分析などの事業評価システムの調査研究を進めてまいりたいと存じます。 以上のような基本的な考え方に基づき、第三次箕面市総合計画フォローアップ計画を指針としながら、厳しい財政環境のもとで行政施策を総合的かつ主体的に進めてまいるため、合理的・効率的な財政運営を図っていくことを、平成11年度(1999年度)予算編成方針といたしました。 本市の歳入の根幹であります市税収入は、特別減税などの影響により平成10年度(1998年度)の税収見通しは、平成9年度(1997年度)決算額を下回る見込みであり、本年度においては、総額7兆円ともいわれる恒久的減税が実施されることにより、さらに厳しい状況になることは明らかであります。 また、平成6年度(1994年度)から平成10年度(1998年度)にかけて実施された減税に伴い、本市が既に発行した約51億円の減税補てん債の償還につきましては、先に申し述べましたとおり、普通交付税の不交付団体である本市には、国からの財源交付がなく、結果的にすべて市税で賄わざるを得ないことから、大きな負担となってまいります。 さらに、昨年9月に示された大阪府財政再建プログラムが実施された場合の本市への影響額は、本年度だけで約3億円の負担増になるものと試算いたしておりますが、本年度の大阪府予算が骨格予算となっておりますことから、今後の動向を見極めながら、予測される事態への対応策を引き続き検討してまいりたいと存じます。 一方、本市財政運営に多大の貢献をいたしております競艇事業は、市制施行以来、1千3百億円を超える財源を一般会計へ繰り入れてまいりました。しかし、景気の低迷も影響し、平成3年度(1991年度)の70億円の繰り入れをピークに減少傾向をたどっており、特に本年度におきましては8大特別競走の開催がなく、収益見込みにおいては相当厳しいものがございますが、さらなる開催経費の節減に努めることによって、一般会計への繰出金として10億円を確保してまいりたいと存じます。 なお、この厳しい状況は今後とも続くことが予想されますが、競艇事業収入が本市の貴重な自主財源であることに変わりはなく、今後においても積極的に事業の推進を図ってまいりますとともに、競艇事業収入に依存しない新たな財政運営の確立を図ってまいる所存でございますので、議員各位の深いご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。 これら、本市財政をとりまく状況は大変厳しいものでありますが、本年度の予算編成時における一般財源試算においても、経常経費を前年並みとした場合、経常収支比率が100%を超える試算結果となっており、このため予算編成にあたっては、経常収支比率を100%以下に抑制することを目標に、ゼロベースによる一件査定方式により全事業の見直しを図ったところであります。 全部局が主体的にスクラップ・フォー・ビルドの観点から、経費の見直しを図ったこと及び恒久的な減税の実施による市税の減収補てん策の一つとして地方特例交付金が創設されたことなど、試算では見込んでおらなかった経常一般財源の増加により、経常収支比率は977%となった次第でございます。 しかし、一方でダイオキシン対策介護保険制度の整備など、どうしても先送りのできない事業もあり、その財源手当としてやむを得ず財政調整基金を4億6千5百万円取り崩し、予算を編成いたしました結果、一般会計   479億5,600万円      94%増競艇事業会計   814億9,586万6千円   317%減国民健康保険事業会計    79億4,252万円      24%増公共下水道事業会計    30億9,662万3千円    36%減牧落住宅団地事業会計       2,184万7千円    68%減老人保健医療事業会計    84億8,537万4千円    12%増財産区事業会計    23億5,935万1千円    32%減萱野中央土地区画整理事業会計    18億7,088万8千円    37%減病院事業会計    86億3,831万円      22%増水道事業会計    47億8,008万円     198%増 計1,666億4,685万9千円   164%減となった次第であります。 次に、本年度の予算編成にあたりまして、特に意を注ぎました主要な施策についてご説明申し上げます。 第1に、人権・国際文化・市民参加のまち“みのお”についてであります。 同和対策につきましては、これまでの事業の成果や同和地区の実態の変化を踏まえつつ、一般対策への円滑な移行及び地区住民の自立的な生活基盤形成に向けた自主的活動と連携を図りながら、施策の再編成を進め、すべての市民の人権が保障された地域社会の実現をめざしてまいります。 人権啓発につきましては、本市の人権文化行政を推進する基本姿勢、及び箕面市人権宣言の具体的な行動規範を検討するための機関として、「(仮称)箕面市人権行政推進懇話会」を設置いたしてまいります。 女性施策につきましては、次期箕面市女性施策行動計画の策定に向け、箕面市女性問題懇話会等での議論を進めるとともに、女性市民活動の支援や、男女協働参画を推進するセンター的機能を有した施設整備につきましては、引き続き公共施設再配置計画において検討を行ってまいります。 国際文化施策の推進につきましては、「箕面市外国人市民施策審議会条例」を制定することにより、外国人市民にかかる諸問題について調査・審議し、本市における取り組むべき課題を明らかにしてまいりたいと存じます。また、本年5月にハット市に開設する「ハット・箕面友好ハウス」を拠点にしながら、両市の市民間交流を引き続き推進するとともに、アジア地域との交流について、市民による交流や協力活動を箕面市国際交流協会を中心として支援するほか、国際理解を促進するための各種セミナーを、箕面市国際交流協会とともに開催してまいります。 情報施策につきましては、「教育委員会だより」、くらしの情報誌「MAY」などを、広報紙「もみじだより」に統合のうえ、「もみじだより」を月2回発行とし、市民への情報の速報性を高めるとともに、「もみじだより」に市民ページを設け、公募の市民委員による編集を行ってまいります。 また、市民への素早い行政情報の提供やまちづくりに関する市民との意見交換の場として、インターネット上に本市のホームぺージを開設する準備を進めるとともに、行政情報ネットワークシステムの拡充を図りながら電子決裁文書システムの研究を進めるなど、パソコンを活用した市民サービスの向上と行政事務の迅速化・効率化を進めてまいります。 地域コミュニティの振興につきましては、地元のご要望を踏まえて、萱野北小学校区におけるコミュニティセンターを整備すべく、地元のご協力を得ながら協議・調整を進めてまいりたいと存じます。 平成13年度(2001年度)を初年度とする次期箕面市総合計画につきましては、現在、基本構想の素案をとりまとめたところであり、今後、「もみじだより臨時号」の発行や地域説明会を開催するなど、その内容を広く市民の皆さまにお知らせし、ご意見をいただいたうえで、原案を作成し、箕面市総合計画審議会において審議をお願いしてまいりたいと存じます。 また、庁舎本館3階部分の効率的な活用や市民サービスの向上を図るため、同部分の改修設計及び工事に着手いたすとともに、公共施設再配置計画として市民参加によるワークショップ等で検討しております、市役所第2別館及び旧職員寮の再整備方針につきましては、基本計画の内容が具体化しますれば所要の手続を進めてまいりたいと存じます。 第2に、福祉・医療・健康増進のまち“みのお”についてであります。 児童福祉施策の推進につきましては、まず保育所入所待機児の解消を図るため、萱野保育所の定員を80名から100名に拡大するとともに、民間保育所の定員拡大と弾力的な運用が図れるよう、民間保育所への運営費補助を拡充してまいります。 幼稚園と保育所の連携事業として、私立幼稚園の余裕施設における0歳から2歳児を対象にした簡易保育所の運営、及び3歳から5歳児の幼稚園児を対象とした長時間保育実施に対する経費支援を新たに行ってまいります。 病後児保育運営事業として、保育所入所児童の病気回復は保護者の責任であることを明確に位置付けたうえで、やむなく就労せざるを得ない保護者の児童に限り病気回復期の保育を、諸条件を考慮し箕面市立病院内の一部を活用して実施いたしてまいります。 また、萱野保育所内に全市対応の地域子育て支援センターを設置し、育児相談など家庭における子育て支援、及び各種情報の収集・提供などを実施するなど、安心して子育てのできる環境づくりを進めてまいります。 障害者福祉施策の推進につきましては、昨年度の心身障害者等福祉金の見直しに伴うビルド事業として、難病患者ショートステイ事業を本年度から市内の協力病院において実施いたしてまいります。 障害者市民のグループホームにつきましては、新たに市営北芝住宅で開設するほか、民間住宅での開設が予定されており、その運営主体に対し、開設費の補助を行ってまいります。 また、箕面市社会福祉協議会が大阪後見支援センターと連携して実施される痴呆性高齢者及び知的障害者・精神障害者など、意思能力にハンディキャップをもつ市民の財産保全サービスや、医療費・公共料金の支払い代行などの日常生活を支援する成年後見事業に対し、新たに事業費の一部を助成してまいります。 高齢者福祉の推進につきましては、デイサービス事業において、地元関係者のご理解とご協力により、西南小学校の余裕教室を活用した「箕面市立西南老人デイサービスセンター」を、本年4月から開所いたしてまいりますが、施設整備の目的のひとつでありました地域交流については、地元の皆さまを中心とした「地域交流委員会」で検討されている内容に基づき、開かれた施設運営を進めてまいります。 また、昨年度より実施いたしました24時間対応のホームヘルプサービスとともに、市内各施設におけるデイサービス・ショートステイ事業につきましても、引き続き円滑な利用が図れるよう総合調整を図りながら、在宅生活の支援を進めてまいります。 介護保険事業につきましては、昨年実施いたしました実態調査の分析結果を踏まえ、介護保険事業計画策定委員会において、介護サービスの種類・区分の調整及び第1号被保険者の保険料の算定を行うとともに、介護保険事業計画を策定してまいります。 また、これらの作業と並行して年内には第1号被保険者全員に保険証を発行するとともに、要介護認定の申請受付及び認定業務を開始するなど、制度実施に向け、万全の準備作業と体制整備を進めてまいります。 なお、高齢者の保健福祉サービス全般にかかわります箕面市保健福祉計画につきましては、本年度が計画の最終年度となっておりますことから、今後、介護保険をはじめとする新しい状況等を踏まえながら、平成12年度(2000年度)以降の新たな計画を策定いたしてまいりたいと存じます。 国民健康保険事業につきましては、低・中所得階層の保険料負担の緩和を図るため、一般会計からの繰出しを継続するとともに、保険料完納世帯でかつ無受診の、いわゆる健康世帯に対する報奨基準を2年から1年に短縮するなど、引き続き医療費の適正化と健康増進に努めてまいります。 昨年11月から見直し実施されました大阪府老人医療費助成制度につきましては、本市独自の対応として、この間、従前の大阪府8割補助分を肩代わりし、制度の運用を図ってまいりました。しかしながら、府下市町村の状況や肩代わりに必要な経費の試算、医療費負担の公平性と合理性等を総合的に勘案いたしました結果、本年8月1日から、現行の大阪府制度への変更をお願い申しあげる次第でございます。 市立病院におきましては、今後ますます複雑かつ多様化する医療ニーズへの対応及び正確な医療情報の提供を図るため、オーダリングシステムとして院内にコンピューターネットワークを年次的に構築し、医療情報の一元化を図るとともに、病院経営の基本理念にある「患者ニーズに応える医療」「効果的で効率的な医療」などを推進することにより、患者サービスの向上をめざしてまいります。 保健施策の推進につきましては、これまでも老人保健法に基づく各種健康診査・健康教室などを実施してきたところでございますが、特に昨年度から老人保健法の対象外となりました各種がん検診については、成人病の早期発見・早期治療の重要性を踏まえ、本年度においても本市単独事業として継続してまいります。 また、増加する在宅療養者へのケアにつきましては、保健婦などによる訪問指導、訪問看護事業や地域リハビリテーションなど、各種施策の連携を強化し、地域ケアの充実に努めてまいります。 本年4月1日から「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」の施行による伝染病予防法の廃止に伴い、市立豊中病院が豊能二次医療圏における第2種感染症指定医療機関として指定される予定でありますことから、「箕面市立病院併設伝染病棟条例」を廃止し、伝染病棟を閉鎖いたしてまいりますが、同建物の有効活用について、今後検討を深めてまいりたいと存じます。 火葬場・斎場の建設につきましては、平成13年度(2001年度)当初からの供用開始に向けて本格的な建設工事を進め、懸案となっております管理運営方法等につきましては、検討委員会等での協議を重ね、平成11年度(1999年度)末には成案をとりまとめてまいりたいと存じます。 第3に、文化・教育・生涯学習のまち“みのお”についてであります。 市民文化施策の振興につきましては、ヒューマン・フォトコンテストの継続実施や、市民主体による多様な文化活動を支援するとともに、自由な雰囲気で文化・芸術が楽しめる「市民ギャラリー」、市民が自由に集い、まちづくりや文化活動が図れる新たな施設整備について、先に申し述べました公共施設再配置計画において、引き続き検討いたしてまいります。 学校教育につきましては、教育改革の一環としての開かれた学校づくりを進めるため、学校評議員設置等検討委員会の中で幅広く議論をお願いするとともに、教育委員会事務局幹部職員が市内各所で市民の皆さまから直接ご意見をお伺いする機会を設ける予定をいたしております。 平成14年(2002年)の完全学校週5日制に向け、教育センターにおける研修を充実し教職員の資質向上を図るとともに、各学校の特色が明らかとなるような新教育課程の編成をめざし、小・中学校の管理職・教員を中心に検討・研究活動を進めてまいります。また児童・生徒が自分の興味・関心に基づき学習テーマを選択し、地域の人々の協力のもと、さまざまな体験・交流を重ねる中で生きる力を育む総合的な学習の時間や生徒選択履修の時間を充実してまいります。 国際化・情報化への対応につきましては、全中学校に配置しております英語指導助手の一層の活用を図るとともに、小・中学校に開設した学校ホームぺージやインターネットのさらなる活用を進めてまいります。 また、全中学校に配置しておりますスクールカウンセラーや心の教室相談員を積極的に活用し、児童・生徒への心のケアとともに、保護者・教職員からのさまざまな相談への対応の充実に努めてまいります。 国連人権教育の10年など人権教育の国際的な潮流を踏まえ、幅広い市民のご意見を伺いながら、本市の人権教育を総合的に推進するための「(仮称)箕面市人権教育基本方針」の策定作業を進めてまいります。 なお、本年度から公立幼稚園での4歳児2クラス化を実施するとともに、公・私幼稚園の連携についても積極的に進めてまいります。 小・中学校の施設整備につきましては、昨年度に引き続き南小学校の大規模改修工事を進めるとともに、新たに豊川北小学校の改修設計に着手するほか、西小学校の体育館の内外部の改修、中小学校の体育館のフローリング化及び第三中学校体育館の改修工事設計等を実施してまいります。 生涯学習につきましては、「箕面市子ども条例」の制定の意義を広く市民の皆さま、とりわけ子どもたちにアピールするため、市内中学校生徒を中心としたワークショップやシンポジウムを開催し、条例の重要な要素であります、子どもの意見表明権を具体化してまいりたいと考えております。 また、「箕面市子ども条例」の理念を受け、子どもに関する既存計画を再編統合し、中長期の視点に立った「(仮称)箕面市子どもプラン」の策定に向け、グループインタビューなどの市民意向調査や「子どもを考えるフォーラム」を開催するなど、広く市民の皆さまのご意見を伺ってまいりたいと考えております。 同時に、子どもの「生きる力」を育むため、学校外活動の充実や子どもにかかわる団体・グループの活動の支援などを柔軟かつ効率的に運営できるよう「(仮称)箕面市子ども財団」の設立をめざし、所要の準備を進めてまいります。 余裕教室を活用した学校開放事業につきましては、小学校7校をモデル校として、学校開放運営委員会準備会の設立や、学校施設を市民の自主的生涯学習活動の支援施設として開放するための管理運営方法の検討、子どもたちや市民を対象とした各種事業の取り組みを進め、平成12年度(2000年度)の全校本格実施をめざしてまいります。 (仮称)西南地区図書館につきましては、本格的な工事を進め、平成13年(2001年)1月の開館に向け、万全を期してまいりたいと存じます。 第4に、個性あふれる快適環境のまち“みのお”についてであります。 ごみ焼却処理におけるダイオキシン類の発生抑制対策は、全国自治体の共通の課題となっています。本市では、昨年実施いたしました環境クリーンセンターの焼却炉等におけるダイオキシン類の毒性等価濃度の測定調査結果、及び先進地の改善事例等を踏まえながら、技術的・経費的な面から焼却炉の改修計画を検討してまいりました。 その結果、バグフィルターや触媒反応塔などの新規設備の設置及び種々の改善により、既設炉基準の1ナノグラム以下ではなく、新設炉基準の01ナノグラム以下に抑制することを目標とし、本年度から2カ年にわたる改修工事を実施いたしてまいります。 なお、工事期間中、どうしても処理できないごみにつきましては、他市へ処理委託を行うとともに、市民の皆さまにも、さらなるごみの減量化について、ご理解とご協力をお願いしてまいりたいと存じます。 地球環境問題につきましては、環境への負荷を低減するため、自治体として地球環境の保全に取り組んでいくための戦略を示す「(仮称)箕面市地球環境保全行動計画」を策定してまいります。策定にあたりましては、昨年度実施いたしました市民・事業者アンケート及び現況調査報告を踏まえながら、市民・事業者参加のもとで策定部会を運営し、市民の視点、事業者の視点から検討・情報交換を行いながら、策定フォーラムやシンポジウムを開催してまいります。 また、地下水を涵養し、多様な水循環を図るため、雨水浸透桝設置補助事業を継続するとともに、公用車両に低公害車2台を導入してまいります。 自然と調和した環境づくりにつきましては、箕面市快適環境づくり計画を受けて、市民主体による「箕面市快適環境づくり市民会議」や「もりもりクラブ」と連携した取り組みを進めるとともに、「みのお・かんきょう探偵団」などの環境学習及び環境保全団体に対する助成制度を継続してまいります。また、市民が山麓地域で遊び、学び、働き、自然とのかかわりを強めていくための拠点として、山麓地域に「学校の杜」を整備してまいります。 山麓部の自然景観の保全につきましては、箕面市都市景観審議会の答申に基づき、昨年度指定いたしました「山なみ景観保全地区」内における一定の行為に対する許可制度を運用してまいりますとともに、山麓の保全活用策を示す「山麓保全アクションプログラム」を、土地所有者、市民及び学識経験者等との協働作業により策定してまいります。 府道豊中亀岡線のシンボルロード化につきましては、大阪府施行により、電線類の地中化を含む道路整備事業が進捗いたしておりますが、歩道の美装化など沿道の景観向上については、引き続き地元の「箕面シンボルロードまちづくり協議会」と協議・調整を図りながら進めてまいります。 公園・緑地の整備につきましては、ワークショップなど市民参加で進めてきました当対池公園の整備が完了し、本年度当初から開園いたしてまいります。野鳥の森につきましては、市民参加による自然環境調査に基づき自然環境解説板を設置するとともに、市民による自然環境学習の組織づくりを進めてまいります。平成記念子どもの森事業「箕面東公園」につきましては、用地買収を進めるとともに、平成13年度(2001年度)の部分開園をめざし、園路や水辺の休息所の整備工事を引き続き進めてまいります。 住宅対策につきましては、借上公共住宅の計画的な整備を進め、住宅確保が困難な高齢者・障害者・母子世帯等の福祉型市営住宅として供給するとともに、中堅所得階層の住宅施策など、箕面市住宅マスタープランに基づき多様な住宅施策の具体化に向け、民間連携を視野に入れながら、引き続き検討作業を進めてまいります。 都市基盤の整備につきましては、まず都市計画道路におきまして小野原豊中線の第1工区を、平成12年度(2000年度)末の完成を目標に整備工事を進め、桜井石橋線の事業認可区間につきましては、地元のご理解を得て用地取得を進めるとともに、一部道路の改良工事を行ってまいります。水と緑の健康都市への進入路となる止々呂美東西線につきましては、大阪府企業局の土地区画整理区域外部分の事業認可を得て、用地取得にかかる地元調整を進めてまいります。 公共下水道整備につきましては、平成12年度(2000年度)末に完了予定の猪名川流域下水道余野川幹線の整備にあわせ、止々呂美地区の公共下水道供用開始に向け、計画的な工事を進めてまいります。 萱野中央土地区画整理事業につきましては、引き続き粗造成及び道路築造や下水道工事を実施するとともに、移転補償等を進めてまいります。小野原西土地区画整理事業においては、地権者組織である「小野原西区画整理推進協議会」との協議を経ながら、本年度には都市計画決定を行い、事業認可及び仮換地設計等の準備作業を進めてまいります。また、組合施行で行われています小野原森ノ下地区での小規模土地区画整理事業については、平成12年度(2000年度)の完成をめざし、技術的な支援を継続してまいります。 地域整備の推進につきましては、まず「彩都:国際文化公園都市」建設におきまして、基本理念である快適で住み良い複合機能都市の形成に向け、本市長期財政計画との整合を図りながら計画的なまち開きをめざし、全体事業計画については、事業主体である住宅・都市整備公団をはじめ、関係機関等との協議・調整を進めてまいります。同時に、周辺地域整備に関しましては、川合・山の口地区のまちづくり協議会による土地区画整理の具体化に向け協議を継続して進めるとともに、関連調査を実施してまいります。また、モノレール(仮称)川合駅の誘致に関しましては、駅舎及び駅前広場等の設置にかかる費用負担につきまして、関係機関との協議・調整を進めてまいります。 水と緑の健康都市につきましては、21世紀対応の新しい多世代共生のまちを実現するため、本市の長期財政計画との整合を見きわめながら、事業主体である大阪府企業局等との全体スケジュールに関する協議・調整を進め、計画的に事業推進を図るとともに、周辺整備におきましては、面整備に関する地元「止々呂美地域まちづくり協議会」との協議・調整を進めてまいります。 水と緑の健康都市建設と密接に関係する余野川ダム建設事業につきましては、止々呂美地域まちづくり協議会並びに猪名川総合開発(余野川ダム)協議会において、地元要望の具体化を引き続き検討するとともに、建設省等関係機関との協議・調整を鋭意進めてまいります。 箕面新都心整備につきましては、活気と魅力ある本市の新たな都市核形成をめざし、地権者組織である「箕面新都心まちづくり協議会」の取り組みと連携を図りつつ、集客力のある商業施設の誘致、地区計画の決定や用途地域の見直しを含めた基盤整備後の基本方針となる「箕面新都心まちづくり基本計画」の策定調整を進めるなど、箕面新都心のまちづくりに鋭意取り組んでまいります。 また、北大阪急行線の延伸構想の推進にあたりましては、これまでの調査を踏まえ、支援組織の拡大を図るとともに、事業化に向けての要望活動の強化及び具体的方策の検討を進めてまいります。 桜井駅周辺整備につきましては、市街地再開発準備組合の自主的なまちづくりを支援するとともに、都市計画決定手続に向け、駅前広場や公共駐車場整備のあり方などについて、引き続き関係機関との協議・調整を進めてまいります。 水道事業につきましては、水需要の停滞傾向など厳しい経営環境にありますが、効率的な運営と健全経営を図り、より安全・安心で安定的な水道水の供給とサービス向上に努めるとともに、第5次拡張事業計画に基づく高水準の水道構築に向け、坊島受水池の耐震整備、並びに配水機能の強化、老朽配水管の計画的な改良更新を進めてまいります。 また、水と緑の健康都市並びに止々呂美集落地区周辺の水源となる余野川ダム建設費への上水道負担や、小規模受水槽の衛生面と水質面の安全性の向上と水圧エネルギーの有効利用を図るため、現在の3階建て建物までの直圧給水から、水圧等の条件が整っております地域において、5階建て建物まで直圧給水を実施してまいりたいと存じます。 第5に、安全で豊かな生活創造のまち“みのお”についてであります。 防災対策につきましては、箕面市地域防災計画に基づき、自主防災組織の拡大、防災訓練などを通した危機管理体制の検証や、避難所となる小学校への地域備蓄資機材の整備を引き続き進めてまいります。 消防力の整備につきましては、火災や災害などの有事の際に、市民の生命と財産を守る消防団活動の基盤と安全性を確保するため、本年度は坊島分団の格納庫兼詰所の新築工事を行うとともに、西小路及び半町分団の消防ポンプ車を更新いたしてまいります。 救急体制につきましては、昨年度において本署、東西分署すべてに高規格救急車を整備いたしたところであり、今後においても年々増加する高度な救急事案に対応すべく、救急救命士の養成に努めるとともに、救命率を向上させるため、身近にいる人が応急手当できるよう救命講習を、引き続き積極的に推進してまいります。 公共交通の整備につきましては、路線バス利用者の利便性の向上を図るため、バスカードシステムの拡充を図るとともに、高齢者や障害者市民が乗り降りしやすい超低床車であるノンステップ型バスの導入を図るための費用の一部を補助してまいります。また、市内公共施設を循環する「リフト付き福祉バス」の運行ともあわせ、バス利用を促進し、マイカー運転の自粛による交通渋滞の緩和と環境への配慮に努めてまいります。 商工業の振興につきましては、商業集積地区の活性化を支援するため、商店街や小売市場が行う空き店舗活用事業への補助を行ってまいります。また、中心市街地活性化法を踏まえ、中長期の視点から市内商業の活性化について、箕面商工会議所等、関係機関との情報交換・研究活動を進めてまいります。 また、この3月に交付いたします「地域振興券」が、円滑かつ速やかに利用され、市内商業の振興につながるよう、登録業者の皆さまへの協力要請とともに、所要のPR活動を進めてまいります。 観光の振興につきましては、箕面商工会議所が実施される諸活動に対して補助を継続するとともに、箕面市観光協会との連携による観光ボランティアガイドの養成講座を引き続き実施し、併せて、本市にある貴重な文化財とリンクした観光ルートの開発や、近隣市町と連携した広域観光コースのPRに努めるなど、観光行政の推進に努めてまいります。 農業振興につきましては、昨年度より実施いたしました「農業体験事業」を継続し、市民が農業に親しむ機会をつくるとともに、箕面市農業協同組合のご協力を得ながら、ふれあい農園の開設や、地力増進及びまちにうるおいを与える景観作物としてのレンゲ植栽に対する補助などを継続してまいります。 健全な消費生活の推進につきましては、市民に身近な消費生活情報の提供や、消費生活コンサルタントによる相談及び苦情処理を進めるとともに、ゴミを出さないなど、環境にやさしいライフスタイルについて、さまざまな機会をとらえて啓発してまいります。 労働対策につきましては、勤労者福祉の向上を図るため、引き続き箕面市勤労者互助会事業への補助や、未組織勤労者への貸付保証料の補助を行うとともに、景気低迷からの雇用不安の増大に伴い、専門家による労働相談の強化を図ってまいります。また、かねてから要望のある箕面市シルバー人材センターの拡充や、入所希望者が増加している箕面市障害者雇用支援センターの機能充実については、公共施設再配置計画において一体的整備を検討してまいりたいと存じます。 以上、まことに簡単ではございますが、本年度の施政及び予算編成についての概要を申し上げた次第であります。 すでに本市議会の各会派から多くのご要望をいただいておりますが、そのご要望に十分お応えできなかったことは、私といたしまして誠に申しわけなく存じますが、本市財政が恒久的減税の影響もあり、昨年よりさらに厳しい状況となっているもとでの、最大限の努力と工夫をいたした結果でありますことを、何とぞご賢察賜りたいと存じます。 21世紀まで、残された時間はわずかでございます。私たちが生きた20世紀がどのような時代であったのか、簡単に評価することはできませんが、大切なことは、歴史に学び歴史を教訓に、未来に向かって確かな歩みを進めていくことであると考えています。 冒頭にも申し述べましたように、この1年の取り組みを大切にし、希望を持って新しい歴史の幕開けを迎えるため、私はこれまでの本市のまちづくりの成果をしっかりと受け継ぎ、さらなる発展の可能性を秘めた本市の未来に思いを馳せ、市民を代表されます議員各位のお力添えをいただき、市民の付託に応えられるよう、一層の努力を重ねていく決意であります。 ご提案申し上げました予算案及び関係諸議案につきましては、それぞれご上程のつど、関係職員から説明いたさせますので、何とぞよろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(内海辰郷君) 次に、日程第4、第1号議案「平成11年度箕面市一般会計予算」から日程第13、第10号議案「平成11年度箕面市水道事業会計予算」まで、以上10件を一括議題といたします。 議案の朗読を省略し、以上10議案に対してそれぞれ提案理由の説明を求めます。 まず、第1号議案及び第2号議案について総務部長の説明を求めます。総務部長 奥野三十四君 ◎総務部長(奥野三十四君) ただいまご上程になりました第1号議案「平成11年度箕面市一般会計予算」及び第2号議案「平成11年度箕面市特別会計財産区事業費予算」につきまして、一括して提案理由とその内容をご説明申し上げます。 まず、第1号議案「平成11年度箕面市一般会計予算」からご説明申し上げます。 本予算は平成11年度に係る事務事業に要する経費で、まず歳入歳出予算からご説明申し上げます。 歳入歳出予算の総額は、第1条にございますとおり479億5,600万円の計上で、前年度と比較いたしまして41億1,600万円、94パーセントの増加となっております。 次に、その内容につきまして歳出予算から款を追ってご説明申し上げます。 まず、第1款議会費、第1項議会費におきまして、議会運営等に要する経費4億6,645万3,000円の計上でございます。 次に、第2款総務費におきまして51億1,254万9,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項総務管理費におきまして、庁舎管理等に要する経費41億5,895万1,000円の計上、第2項徴税費におきまして、市税の賦課徴収等に要する経費5億1,897万9,000円の計上、第3項戸籍住民基本台帳費におきまして、戸籍住民基本台帳印鑑登録事務等に要する経費2億7,615万8,000円の計上、第4項選挙費におきまして、府知事・府議会議員選挙等に要する経費9,200万円の計上、第5項統計調査費におきまして、統計調査事務等に要する経費3,177万1,000円の計上、第6項監査委員費におきまして、監査事務等に要する経費3,469万円の計上でございます。 次に、第3款民生費におきまして101億7,755万円の計上で、この内訳といたしまして、第1項社会福祉費におきまして、老人保護費等に要する経費48億2,597万6,000円の計上、第2項児童福祉費におきまして、保育所運営等に要する経費26億9,774万4,000円の計上、第3項生活保護費におきまして、生活保護に要する経費8億429万9,000円の計上、第4項国民健康保険費におきまして、特別会計国民健康保険事業費への繰り出しに要する経費13億1,075万2,000円の計上、第5項老人保健医療費におきまして、特別会計老人保健医療事業費への繰り出しに要する経費5億1,699万8,000円の計上、第6項災害救助費におきまして阪神・淡路大震災被災者自立支援等に要する経費2,178万1,000円の計上でございます。 次に、第4款衛生費におきまして97億1,046万9,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項保健衛生費におきまして、火葬場・斎場建設工事等に要する経費39億8,062万7,000円の計上、第2項清掃費におきまして、ダイオキシン削減対策工事等に要する経費39億4,485万2,000円の計上、第3項市民医療総合施設対策費におきまして、病院事業会計への繰り出し等に要する経費15億120万6,000円の計上、第4項上水道費におきまして、水道事業会計への繰り出しに要する経費2億8,378万4,000円の計上でございます。 次に、第5款労働費、第1項労働諸費におきまして、シルバー人材センターへの補助等に要する経費1億1,848万2,000円の計上でございます。 次に、第6款農林水産業費におきまして1億4,665万4,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項農業費におきまして、農地施設補修工事等に要する経費1億3,246万7,000円の計上、第2項林業費におきまして、自然保護対策等に要する経費1,418万8,000円の計上でございます。 次に、第7款商工費におきまして1億3,387万8,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項商工費におきまして、商工業振興等に要する経費1億407万6,000円の計上、第2項消費対策費におきまして、消費生活センター運営等に要する経費1,465万2,000円の計上、第3項観光費におきまして、観光事業等に要する経費1,515万円の計上でございます。 次に、第8款土木費におきまして52億6,393万3,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項土木管理費におきまして、土木事務等に要する経費9億9,421万6,000円の計上、第2項道路橋りょう費におきまして、道路維持補修等に要する経費8億4,756万3,000円の計上、第3項河川費におきまして、河川維持等に要する経費3,062万8,000円の計上、第4項都市計画費におきまして、特別会計公共下水道事業費への繰り出し等に要する経費32億3,799万1,000円の計上、第5項住宅費におきまして、市営住宅の維持管理等に要する経費1億5,353万5,000円の計上でございます。 次に、第9款消防費、第1項消防費におきまして、常備消防等に要する経費13億7,961万1,000円の計上でございます。 次に、第10款教育費におきまして59億4,756万円の計上で、この内訳といたしまして、第1項教育総務費におきまして、教育指導等に要する経費8億4,053万円の計上、第2項小学校費におきまして、南小学校施設整備等に要する経費16億6,742万8,000円の計上、第3項中学校費におきまして、中学校の管理運営等に要する経費3億9,156万8,000円の計上、第4項幼稚園費におきまして、幼稚園の管理運営等に要する経費3億6,157万8,000円の計上、第5項社会教育費におきまして、(仮称)西南地区図書館等建設工事等に要する経費23億9,002万8,000円の計上、第6項保健体育費におきまして、第一及び第二総合運動場の維持管理等に要する経費2億9,642万8,000円の計上でございます。 次に、第11款災害復旧費、第1項災害応急対策費におきまして、災害発生時における応急対策に要する経費2,100万円の計上でございます。 次に、第12款公債費、第1項公債費におきまして、市債の元利償還等に要する経費34億2,746万円の計上でございます。 次に、第13款諸支出金、第1項諸費におきまして、土地開発公社への貸し付け等に要する経費60億40万1,000円の計上でございます。 次に、第14款予備費、第1項予備費におきまして5,000万円の計上でございます。 以上で歳出予算総額は479億5,600万円と相なるものでございます。 次に、歳入予算につきましてご説明申し上げます。 歳出予算総額479億5,600万円の財源措置といたしまして、まず、第1款市税におきまして240億1,200万円の計上で、この内訳といたしまして、第1項市民税におきまして122億8,700万円の計上、第2項固定資産税におきまして86億3,600万円の計上、第3項軽自動車税におきまして6,500万円の計上、第4項市たばこ税におきまして5億5,000万円の計上、第5項特別土地保有税におきまして4,900万円の計上、第6項入湯税におきまして300万円の計上、第7項都市計画税におきまして24億2,200万円の計上でございます。 次に、第2款地方譲与税におきまして2億8,500万円の計上で、この内訳といたしまして、第1項自動車重量譲与税におきまして1億7,500万円の計上、第2項地方道路譲与税におきまして1億1,000万円の計上でございます。 次に、第3款利子割交付金、第1項利子割交付金におきまして1億7,500万円の計上でございます。 次に、第4款地方消費税交付金、第1項地方消費税交付金におきまして8億800万円の計上でございます。 次に、第5款ゴルフ場利用税交付金、第1項ゴルフ場利用税交付金におきまして500万円の計上でございます。 次に、第6款特別地方消費税交付金、第1項特別地方消費税交付金におきまして2,200万円の計上でございます。 次に、第7款自動車取得税交付金、第1項自動車取得税交付金におきまして3億円の計上でございます。 次に、第8款地方特例交付金、第1項地方特例交付金におきまして11億1,800万円の計上でございます。 次に、第9款地方交付税、第1項地方交付税におきまして7,000万円の計上でございます。 次に、第10款交通安全対策特別交付金、第1項交通安全対策特別交付金におきまして3,000万円の計上でございます。 次に、第11款分担金及び負担金におきまして4億7,810万7,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項分担金におきまして、農地施設改修事業費分担金479万2,000円の計上、第2項負担金におきまして、保育料等4億7,331万5,000円の計上でございます。 次に、第12款使用料及び手数料におきまして6億7,390万円の計上で、この内訳といたしまして、第1項使用料におきまして、箕面駅前第一駐車場使用料等5億4,443万7,000円の計上、第2項手数料におきまして、自転車駐車場保管手数料等1億2,946万3,000円の計上でございます。 次に、第13款国庫支出金におきまして30億4,031万1,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項国庫負担金におきまして、生活保護費負担金等15億2,360万6,000円の計上、第2項国庫補助金におきまして、廃棄物処理施設整備費補助金等14億4,736万2,000円の計上、第3項国庫委託金におきまして、国民年金事務費委託金等6,931万9,000円の計上、第4項国庫交付金におきまして、気象観測装置取扱交付金2万4,000円の計上でございます。 次に、第14款府支出金におきまして17億4,343万5,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項府負担金におきまして、保育所運営費負担金等3億2,754万4,000円の計上、第2項府補助金におきまして、老人医療費補助金等10億4,141万円の計上、第3項府委託金におきまして、府知事・府議会議員選挙委託金等7,143万9,000円の計上、第4項府交付金におきまして、府民税徴収事務費交付金等3億304万2,000円の計上でございます。 次に、第15款財産収入におきまして4,189万1,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項財産運用収入におきまして、市有建物貸付料等3,485万円の計上、第2項財産売払収入におきまして、不燃物売払収入等704万1,000円の計上でございます。 次に、第16款寄附金、第1項寄附金におきまして、一般寄附金等5,000円の計上でございます。 次に、第17款繰入金、第1項基金繰入金におきまして、都市施設整備基金繰入金等43億3,781万5,000円の計上でございます。 次に、第18款繰越金、第1項繰越金におきまして、前年度繰越金100万円の計上でございます。 次に、第19款諸収入におきまして74億210万2,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項延滞金加算金及び過料におきまして、諸税滞納延滞金2,000万円の計上、第2項市預金利子におきまして、金融機関預金利子528万3,000円の計上、第3項貸付金元利収入におきまして、土地開発公社貸付金収入等61億233万5,000円の計上、第4項収益事業収入におきまして、競艇事業会計繰入金10億円の計上、第5項雑入におきまして、老人保健施設管理費収入等2億7,448万4,000円の計上でございます。 次に、第20款市債、第1項市債におきまして、火葬場・斎場建設事業債等34億1,243万4,000円の計上でございます。 以上で歳入予算総額は479億5,600万円と相なるものでございます。 次に、第2条継続費につきましてご説明申し上げます。 これは第2表にございますとおり、ダイオキシン削減対策事業ほか1件につきまして、総額及び年割額をもってお願い申し上げるものでございます。 次に、第3条債務負担行為につきましてご説明申し上げます。 これは第3表にございますとおり、箕面市土地開発公社の債務保証ほか6件につきまして、それぞれの期間及び限度額をもってお願い申し上げるものでございます。 次に、第4条地方債につきましてご説明申し上げます。 これは第4表にございますとおり、一般単独事業債ほか5件につきまして、それぞれの限度額等をもって発行いたしたく、お願い申し上げるものでございます。 次に、第5条一時借入金につきましてご説明申し上げます。 これは平成11年度における一時借入金の最高額を15億円といたしたく、お願い申し上げるものでございます。 次に、第6条歳出予算の流用につきましてご説明申し上げます。 これは各項の給料、職員手当等及び共済費に係る予算額に過不足が生じた場合、同一款内での流用ができる旨を定めたく、お願い申し上げるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第1号議案のご説明といたします。 続きまして、第2号議案「平成11年度箕面市特別会計財産区事業費予算」につきましてご説明申し上げます。 本予算は、平成11年度に係る財産区の事務事業に要する経費で、歳入歳出予算の総額は、第1条にございますとおり23億5,935万1,000円の計上で、前年度と比較いたしまして7,696万4,000円、32パーセントの減少となっております。 次に、その内容につきまして歳出予算からご説明申し上げます。 第1款財産費におきまして23億5,935万1,000円の計上で、この内訳といたしまして、まず第1項財産費におきまして、各財産区の地元公共事業の積立金等に要する経費18億8,900万6,000円の計上でございます。次に、第2項旧財産区財産費におきまして、旧大字粟生財産区の地元公共事業の積立金等に要する経費4億7,034万5,000円の計上でございます。 以上で歳出予算総額は23億5,935万1,000円と相なるものでございます。 次に、歳入予算につきましてご説明申し上げます。 歳出予算総額23億5,935万1,000円の財源措置といたしまして、第1款財産区収入におきまして23億5,935万1,000円の計上で、この内訳といたしまして、まず第1項財産区収入におきまして18億8,900万6,000円の計上でございます。次に、第2項旧財産区収入におきまして4億7,034万5,000円の計上でございます。 以上で歳入予算の総額は23億5,935万1,000円と相なるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第1号議案「平成11年度箕面市一般会計予算」及び第2号議案「平成11年度箕面市特別会計財産区事業費予算」の提案理由とその内容のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(内海辰郷君) 次に、第3号議案について競艇事業部長の説明を求めます。競艇事業部長 西田義信君 ◎競艇事業部長(西田義信君) ただいまご上程になりました第3号議案「平成11年度箕面市特別会計競艇事業費予算」につきまして、提案理由とその内容をご説明申し上げます。 本予算は、平成11年度の本市営モーターボート競走事業の執行にかかわります通常開催72日間及びモーターボート競走法施行規則附則第2項第2号の規定による特別開催6日間、合計78日間と、ボートピア姫路及びボートピア神戸新開地における場外発売、共通会員制電話投票並びにSG等特別競走の場間場外発売の事務の受託に要する関係経費でございまして、第1条歳入歳出予算からご説明申し上げます。 本年度の歳入歳出予算の総額は814億9,586万6,000円で、前年度と比較いたしまして378億657万6,000円、317パーセントの減額と相なるものでございます。 その内容につきまして歳出予算から款を追ってご説明申し上げます。 まず、第1款競艇事業費におきまして652億3,475万2,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項総務費におきまして77億2,143万5,000円の計上で、このうち主なものといたしまして、第1目総務管理費におきまして、本市職員の給与費、住之江競艇運営協議会負担金、全国モーターボート競走施行者協議会等負担金、及びその他総務管理に必要な諸経費6億161万4,000円の計上、第2目企画費におきまして、選手賞金、ファンサービス経費、広告宣伝経費等13億1,260万円の計上、及び第3目総務開催費におきまして、競艇場施設及びボート・モーター借上料、並びにモーターボート競走法第19条及び同法第20条交付金等58億722万1,000円の計上でございます。次に、第2項業務費におきまして575億1,331万7,000円の計上で、このうち主なものといたしまして、第1目業務管理費におきまして、大阪競艇施行者協議会負担金及び住之江競艇施行者協議会等負担金、並びにその他業務管理に必要な諸経費19億1,096万5,000円の計上、第2目労務費におきまして、臨時従事員関係経費27億7,325万4,000円の計上、及び第3目業務開催費におきまして、競艇開催時の警備委託料、専用場外委託料及び勝舟投票券払戻金等528億2,909万8,000円の計上でございます。 次に、第2款諸支出金におきまして150億351万8,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項繰出金におきまして、一般会計繰出金10億円の計上、第2項納付金におきまして、公営企業金融公庫納付金及びモーターボート競走法施行規則附則第2項第2号の規定による特別競走拠出金8億678万3,000円の計上、第3項交付金におきまして、大阪府都市競艇組合交付金及び新市10市寄附金3億2,788万円の計上、第4項競艇事業運営基金費におきまして、競艇事業運営基金積立金100万円の計上、及び第5項受託事業費におきまして、第9回グランドチャンピオン決定戦競走、第46回全日本選手権競走、第14回新鋭王座決定戦競走及び第35回鳳凰賞競走(通称)総理大臣杯競走の場間場外発売の事務の受託に伴う勝舟投票券払戻金等関係経費128億6,785万5,000円の計上でございます。 次に、第3款予備費におきまして12億5,759万6,000円の計上でございます。 以上で歳出予算の総額は814億9,586万6,000円と相なるものでございます。 次に、歳入予算につきましてご説明申し上げます。 歳出予算総額814億9,586万6,000円の財源措置といたしまして、まず、第1款競艇事業収入におきまして671億9,460万9,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項勝舟投票券売上収入におきまして、勝舟投票券売上金等667億9,200万円の計上、第2項入場料収入におきまして、入場料1億1,660万円の計上、及び第3項雑入におきまして、勝舟投票券払戻金端数切捨金収入、勝舟投票券払戻金時効収入及び臨時従事員社会保険料返還金等2億8,600万9,000円の計上でございます。 次に、第2款財産収入、第1項財産運用収入におきまして、競艇事業運営基金運用収入100万円の計上でございます。 次に、第3款繰越金、第1項繰越金におきまして、前年度繰越金12億円の計上でございます。 次に、第4款諸収入、第1項受託事業収入におきまして、場間場外発売に係ります売上金、返還金及び場間場外発売に要する諸経費の委託金等131億25万7,000円の計上でございます。 以上で歳入予算の総額は814億9,586万6,000円と相なるものでございます。 次に、第2条債務負担行為につきましてご説明申し上げます。 これは第2表にございますとおり、公用車2台を平成11年度から平成16年度までの5年間、662万2,000円を限度額として借り上げるために要する管理経費をお願い申し上げるものでございます。 次に、第3条一時借入金につきましてご説明申し上げます。 これは、平成11年度における一時借入金の最高額を6億円といたしたく、お願い申し上げているものでございます。 次に、第4条歳出予算の流用につきましてご説明申し上げます。 これは、各項間の給料、職員手当等及び共済費に係ります予算額に過不足が生じた場合、ご議決いただかずに流用できる内容について定めているものでございます。 以上、まことに簡単でございますが、第3号議案「平成11年度箕面市特別会計競艇事業費予算」のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(内海辰郷君) 次に、第4号議案及び第5号議案について健康福祉部長の説明を求めます。健康福祉部長 仲野 公君 ◎健康福祉部長(仲野公君) ただいまご上程になりました第4号議案「平成11年度箕面市特別会計国民健康保険事業費予算」及び第5号議案「平成11年度箕面市特別会計老人保健医療事業費予算」につきまして、一括して提案理由とその内容をご説明申し上げます。 まず、第4号議案「平成11年度箕面市特別会計国民健康保険事業費予算」につきましてご説明申し上げます。 本予算は、平成11年度に係る箕面市国民健康保険事業の運営に要する経費でございまして、まず歳入歳出予算からご説明申し上げます。 歳入歳出予算の総額は、第1条にございますとおり79億4,252万円で、前年度と比較いたしまして1億8,373万2,000円、24パーセントの増額となっております。 次に、その内容につきまして歳出予算から款を追ってご説明申し上げます。 まず、第1款総務費におきまして1億5,331万7,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項総務管理費におきまして9,850万9,000円の計上で、これは職員8名分の人件費及び診療報酬明細書点検事務等、一般事務の執行に要する経費でございます。次に、第2項徴収費におきまして5,375万6,000円の計上で、これは国民健康保険料の賦課徴収事務及び介護保険第2号被保険者保険料の賦課徴収に係る電算システム開発に要する経費でございます。次に、第3項運営協議会費におきまして105万2,000円の計上で、これは本市国民健康保険運営協議会の運営に要する経費でございます。 次に、第2款保険給付費におきまして52億8,125万3,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項療養諸費におきまして46億9,051万5,000円の計上で、これは一般被保険者に係る療養給付費の支払いに要する経費及び退職被保険者等に係る療養給付費の支払いに要する経費等でございます。次に、第2項高額療養費におきまして5億859万円の計上で、これは一般被保険者の高額療養費の支給に要する経費及び退職被保険者等の高額療養費の支給に要する経費でございます。次に、第3項移送費におきまして20万円の計上で、これは一般被保険者及び退職被保険者等の移送費の支給に要する経費でございます。次に、第4項出産育児諸費におきまして6,300万円の計上で、これは出産育児一時金の支給に要する経費でございます。次に、第5項葬祭諸費におきまして1,575万円の計上で、これは葬祭費の支給に要する経費でございます。次に、第6項精神・結核医療給付費におきまして319万8,000円の計上で、これは被保険者の精神・結核医療に係る保険給付に要する経費でございます。 次に、第3款老人保健拠出金、第1項老人保健拠出金におきまして24億805万2,000円の計上で、これは、本市国民健康保険被保険者のうち老人保健法の適用を受ける被保険者の医療給付のための拠出金、及び老人保健の事業に要する経費等でございます。 次に、第4款共同事業拠出金、第1項共同事業拠出金におきまして5,782万4,000円の計上で、これは高額医療費共同事業に要する経費でございます。 次に、第5款保健事業費、第1項保健事業費におきまして2,707万4,000円の計上で、これは健康家庭の表彰、医療費通知等に要する経費及び疾病の予防活動に要する経費でございます。 次に、第6款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金におきまして1,300万円の計上で、これは一般被保険者保険料及び退職被保険者等保険料の過誤納付金の還付に要する経費等でございます。 次に、第7款予備費、第1項予備費におきまして200万円の計上でございます。 以上、歳出予算の総額は79億4,252万円と相なるものでございます。 次に、歳入予算につきましてご説明申し上げます。 歳出予算総額79億4,252万円に対する財源措置といたしまして、まず、第1款国民健康保険料、第1項国民健康保険料におきまして25億2,871万4,000円の計上で、これは一般被保険者に係る国民健康保険料、及び退職被保険者等に係る国民健康保険料でございます。 次に、第2款使用料及び手数料、第1項手数料におきまして2,000円の計上で、これは国民健康保険料の督促手数料等でございます。 次に、第3款国庫支出金におきまして22億9,649万5,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項国庫負担金におきまして22億9,349万5,000円の計上で、これは一般被保険者に係る保険給付費及び老人保健医療費拠出金に係る療養給付費等国庫負担金でございます。次に、第2項国庫補助金におきまして300万円の計上で、これは保険者に対する財政調整交付金及び介護保険電算システム開発に係る事務費補助金でございます。 次に、第4款療養給付費交付金、第1項療養給付費交付金におきまして12億298万5,000円の計上で、これは退職被保険者等に係る保険給付費等に係る社会保険診療報酬支払基金からの交付金でございます。 次に、第5款府支出金、第1項府補助金におきまして4,566万3,000円の計上で、これは国民健康保険事業助成補助金、老人医療費等の公費負担医療実施分の補助金でございます。 次に、第6款共同事業交付金、第1項共同事業交付金におきまして5,781万4,000円の計上で、これは高額医療費共同事業に係る交付金でございます。 次に、第7款繰入金、第1項他会計繰入金におきまして13億1,075万2,000円の計上で、これは保険基盤安定分、職員給与費等相当分、出産育児一時金分、財政安定化支援事業分、国民健康保険料負担緩和対策分等に対する一般会計からの繰入金でございます。 次に、第8款諸収入におきまして5億9万5,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項市預金利子におきまして1,000円の計上で、これは金融機関預金利子でございます。次に、第2項雑入におきまして5億9万4,000円の計上で、これは一般被保険者及び退職被保険者等に係る交通事故等の損害賠償金等の第三者行為納付金、社会保険等への加入による資格喪失後の受診に係る返納金等でございます。 以上、歳入予算の総額は79億4,252万円と相なるものでございます。 次に、第2条歳出予算の流用につきましてご説明申し上げます。 これは、保険給付費の各項に計上した予算額に過不足を生じた場合、同一款内での流用ができる旨を定めたく、お願いを申し上げるものでございます。 以上、まことに簡単でございますが、第4号議案「平成11年度箕面市特別会計国民健康保険事業費予算」についてのご説明といたします。 次に、第5号議案「平成11年度箕面市特別会計老人保健医療事業費予算」につきましてご説明申し上げます。 本予算は平成11年度に係る箕面市老人保健医療事業の運営に要する経費でございまして、歳入歳出予算の総額は、第1条にございますとおり84億8,537万4,000円で、前年度と比較いたしまして9,729万1,000円、12パーセントの増額となっております。 次に、その内容につきまして歳出予算から款を追ってご説明申し上げます。 まず、第1款総務費、第1項総務管理費におきまして5,850万1,000円の計上で、これは職員4名分の人件費及び一般事務の執行に要する経費でございます。 次に、第2款医療諸費、第1項医療諸費におきまして84億2,637万1,000円の計上で、これは医療給付の支払いに要する経費、医療費の現金給付に要する経費及び診療報酬明細書の審査支払いに要する経費でございます。 次に、第3款諸支出金、第1項償還金におきまして2,000円の計上で、これは支払基金及び国・府への交付金等の返還に要する経費でございます。 次に、第4款予備費、第1項予備費におきまして50万円の計上でございます。 以上、歳出予算の総額は84億8,537万4,000円と相なるものでございます。 次に、歳入予算につきましてご説明申し上げます。 歳出予算総額84億8,537万4,000円の財源措置といたしまして、まず第1款支払基金交付金、第1項支払基金交付金におきまして56億6,400万円の計上で、これは医療費交付金及び審査支払手数料交付金でございます。 次に、第2款国庫支出金におきまして18億4,313万9,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項国庫負担金におきまして18億4,091万2,000円の計上で、これは医療費負担金でございます。第2項国庫補助金におきまして222万7,000円の計上で、これは事務費補助金でございます。 次に、第3款府支出金、第1項府負担金におきまして4億6,022万9,000円の計上で、これは医療費負担金でございます。 次に、第4款繰入金、第1項他会計繰入金におきまして5億1,699万8,000円の計上で、これは一般会計からの繰入金でございます。 次に、第5款繰越金、第1項繰越金におきまして1,000円の計上で、これは前年度繰越金でございます。 次に、第6款諸収入におきまして100万7,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項延滞金及び加算金におきまして2,000円の計上で、これは不正利得徴収に係る延滞金及び加算金でございます。第2項市預金利子におきまして1,000円の計上で、これは金融機関預金利子でございます。第3項雑入におきまして100万4,000円の計上で、これは交通事故等の第三者行為による損害賠償金等でございます。 以上、歳入予算の総額は84億8,537万4,000円と相なるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第4号議案「平成11年度箕面市特別会計国民健康保険事業費予算」及び第5号議案「平成11年度箕面市特別会計老人保健医療事業費予算」の提案理由とその内容のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(内海辰郷君) 次に、第6号議案について市立病院事務局長の説明を求めます。市立病院事務局長 北脇善明君 ◎市立病院事務局長(北脇善明君) ただいまご上程になりました第6号議案「平成11年度箕面市病院事業会計予算」につきまして、提案理由とその内容をご説明申し上げます。 まず、予算第2条に定めます業務の予定量でございますが、病床数350床、年間患者数、入院におきまして11万7,479人、外来25万7,250人、1日平均患者数、入院322人、外来1,050人を予定いたしております。 主要な建設改良事業につきましては、オーダリングシステム整備事業費として1億7,932万7,000円を計上するものでございます。 次に、第3条に定めます収益的収入及び支出の予定額といたしまして、収入79億4,490万5,000円、支出81億1,735万4,000円の計上で、その内容につきまして、支出予定額からご説明申し上げます。 第1款病院事業費用、第1項医業費用におきまして78億3,958万1,000円の計上で、これは職員424名分の給与費、診療に要する材料費及び病院の維持管理費に要する経費等でございます。次に、第2項医業外費用におきまして2億5,777万3,000円の計上で、これは企業債発行に係る支払利息等でございます。次に、第3項予備費におきまして2,000万円の計上で、これは本会計におきまして不測の事務経費に充当するものでございます。 以上、これら支出予定額に対する財源措置といたしまして、収入予定額につきましてご説明申し上げます。 第1款病院事業収益、第1項医業収益におきまして67億7,987万4,000円の計上で、これは入院収益、外来収益及び室料差額等に係る収入でございます。次に、第2項医業外収益におきまして11億6,503万1,000円の計上で、これは受取利息及び一般会計からの負担金、補助金等でございます。 以上、本年度の収益的収入及び支出におきまして、差し引き1億7,244万9,000円の財源不足と相なるものでございます。 次に、第4条に定めます資本的収入及び支出の予定額といたしまして、収入2億2,930万2,000円、支出5億2,095万6,000円の計上で、その内容につきまして、支出予定額からご説明申し上げます。 第1款資本的支出、第1項建設改良費におきまして2億8,474万3,000円の計上で、これは、オーダリングシステム整備事業に伴いますシステム開発委託及び院内配線工事等に要する経費等でございます。次に、第2項企業債償還金におきまして2億3,597万3,000円の計上で、これは病院事業に係る企業債の本年度分償還元金でございます。次に、第3項貸付金におきまして24万円の計上で、これは修学資金貸付金でございます。 以上、これら支出予定額に対する財源措置といたしまして、収入予定額につきましてご説明申し上げます。 第1款資本的収入、第1項企業債におきまして1億7,930万円の計上で、これはオーダリングシステム整備事業に充当する企業債でございます。次に、第2項出資金におきまして2,500万円の計上で、これは一般会計からの出資金でございます。次に、第3項負担金におきまして2,500万円の計上で、これは一般会計からの負担金でございます。次に、第4項固定資産売却代金におきまして1,000円の計上でございます。次に、第5項諸収入におきまして1,000円の計上でございます。 以上、本年度の資本的収入及び支出におきまして、差し引き2億9,165万4,000円の財源不足と相なるものでございますが、この不足額につきましては、過年度分の消費税及び地方消費税に係る資本的収支調整額をもって補てんしようとするものでございます。 次に、第5条におきまして、オーダリングシステム整備事業を実施するため、総額9億984万2,000円、年割額平成11年度1億7,932万7,000円、平成12年度5億1,458万円、平成13年度7,980万円、平成14年度1億3,613万5,000円をもって、継続費の設定をお願いいたすものでございます。 次に、第6条におきまして、電子計算機端末機賃貸借契約を行うため、期間平成11年度から平成14年度まで、限度額112万円をもって債務負担行為の設定をお願いいたすものでございます。 次に、第7条におきまして、本年度におけるオーダリングシステム整備事業に係る企業債の借入限度額を1億7,930万円として、借入条件等を定めようとするものでございます。 次に、第8条におきまして、資金の効率的な運用を行うための一時借入金の限度額を3億円と定めるものでございます。 次に、第9条におきまして、予定支出の各項の経費の金額の流用につきまして、収益的支出のうち、第1項医業費用と第2項医業外費用の間において、それぞれ流用することができることを定めるものでございます。 次に、第10条におきまして、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費39億5,164万2,000円、交際費40万円を定めるものでございます。 次に、第11条におきまして、一般会計から補助金、負担金及び出資金として受け入れる額を13億4,216万1,000円と定めるものでございます。 次に、第12条におきまして、本年度内におけるたな卸資産の購入限度額を、17億4,201万7,000円と定めるものでございます。 以上、まことに簡単でございますが、第6号議案「平成11年度箕面市病院事業会計予算」の提案理由とその内容のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(内海辰郷君) 次に、第7号議案について都市計画部長の説明を求めます。都市計画部長 芝山邦雄君 ◎都市計画部長(芝山邦雄君) ただいまご上程になりました第7号議案「平成11年度箕面市特別会計萱野中央土地区画整理事業費予算」につきまして、提案理由とその内容をご説明申し上げます。 本予算は、平成11年度に係る萱野中央特定土地区画整理事業の執行に要する経費で、歳入歳出予算の総額は、第1条にございますとおり18億7,088万8,000円の計上で、前年度と比較いたしまして7,209万2,000円、37パーセントの減額となっております。 次に、その内容につきまして歳出予算より款を追ってご説明申し上げます。 まず、第1款土木費、第1項都市計画費におきまして18億6,552万4,000円の計上で、そのうち主なものといたしましては、造成等の工事、千里川移設費用負担金、建物等移転補償などに要する経費でございます。 次に、第2款公債費、第1項公債費におきまして486万4,000円の計上で、これは借入金の償還金及び償還利子でございます。 次に、第3款予備費、第1項予備費におきまして50万円の計上でございます。 以上で歳出予算の総額は18億7,088万8,000円と相なるものでございます。 次に、歳入予算につきましてご説明申し上げます。 歳出予算総額18億7,088万8,000円の財源措置といたしまして、まず第1款国庫支出金、第1項国庫補助金におきまして1億5,270万円の計上で、これは土地区画整理事業に係る国庫補助金でございます。 次に、第2款府支出金、第1項府補助金におきまして3,388万円の計上で、これは土地区画整理事業に係る府補助金でございます。 次に、第3款繰入金、第1項他会計繰入金におきまして4億2,620万5,000円の計上で、これは一般会計からの繰入金でございます。 次に、第4款繰越金、第1項繰越金におきまして1,000円の計上で、これは前年度からの繰越金でございます。 次に、第5款諸収入におきまして9億2,000万2,000円の計上で、この内訳といたしましては、第1項市預金利子におきまして1,000円の計上で、これは金融機関預金利子でございます。第2項受託事業収入におきまして9億2,000万円の計上で、これは国道423号改良工事受託事業収入でございます。また、第3項雑入におきまして1,000円の計上で、これは雇用保険料個人負担金でございます。 次に、第6款市債、第1項市債におきまして3億3,810万円の計上で、これは萱野中央土地区画整理事業債でございます。 以上で歳入予算総額は18億7,088万8,000円と相なるものでございます。 次に、第2条地方債につきましてご説明申し上げます。 これは第2表にございますとおり、一般公共事業債3,810万円、地域開発事業債3億円、合計3億3,810万円の限度額をもって、市債の発行をお願い申し上げるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第7号議案「平成11年度箕面市特別会計萱野中央土地区画整理事業費予算」の提案理由とその内容のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(内海辰郷君) 次に第8号議案及び第9号議案について建設部長の説明を求めます。建設部長梶田靖彦君 ◎建設部長(梶田靖彦君) ただいまご上程になりました第8号議案「平成11年度箕面市特別会計牧落住宅団地事業費予算」及び第9号議案「平成11年度箕面市特別会計公共下水道事業費予算」につきまして、一括して提案理由とその内容をご説明申し上げます。 まず、第8号議案「平成11年度箕面市特別会計牧落住宅団地事業費予算」につきましてご説明申し上げます。 本予算は、平成11年度に係る牧落住宅団地事業に執行する経費で、歳入歳出予算の総額は、第1条にございますとおり2,184万7,000円の計上で、前年度と比較いたしまして159万3,000円、68パーセントの減額となっております。 次に、その内容につきまして歳出予算から款を追ってご説明申し上げます。 まず、第1款土木費、第1項住宅費におきまして、職員1名分の給与及び本住宅の維持管理並びに事務執行に要する経費、及び牧落住宅団地施設整備基金への積立金2,174万7,000円の計上でございます。 次に、第2款予備費、第1項予備費におきまして10万円の計上でございます。 以上で歳出予算の総額は2,184万7,000円と相なるものでございます。 次に、歳入予算につきましてご説明申し上げます。 歳出予算総額2,184万7,000円の財源措置といたしまして、第1款使用料及び手数料におきまして2,184万4,000円の計上で、その内訳といたしまして、第1項使用料におきまして、本住宅60戸の住宅使用料及び駐車場使用料等2,184万3,000円の計上、第2項手数料におきまして、諸証明閲覧手数料1,000円の計上でございます。 次に、第2款財産収入、第1項財産運用収入におきまして、牧落住宅団地施設整備基金運用収入1,000円の計上でございます。 次に、第3款繰越金、第1項繰越金におきまして、前年度繰越金1,000円の計上でございます。 次に、第4款諸収入、第1項市預金利子におきまして、金融機関預金利子1,000円の計上でございます。 以上で歳入予算の総額は2,184万7,000円と相なるものでございます。 続きまして、第9号議案「平成11年度箕面市特別会計公共下水道事業費予算」につきましてご説明申し上げます。 本予算は、平成11年度に係る本市の公共下水道事業の執行に要する経費で、歳入歳出予算の総額は、第1条にございますとおり30億9,662万3,000円の計上で、前年度と比較いたしまして1億1,479万円、36パーセントの減額となっております。 次に、その内容につきまして歳出予算から款を追ってご説明申し上げます。 まず、第1款衛生費におきまして20億8,364万5,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項下水道管理費におきまして、職員24名の給与、下水道施設の維持管理及び萱野汚水中継ポンプ場施設の維持管理等に係る経費6億9,508万3,000円の計上、第2項下水道事業費におきまして、止々呂美ほか3排水区の管渠築造工事、猪名川及び安威川の両流域下水道事業費負担金等に要する経費13億8,856万2,000円の計上でございます。 次に、第2款公債費、第1項公債費におきまして、公共下水道事業債及び流域下水道事業債の元利償還金等に要する経費10億1,247万8,000円の計上でございます。 次に、第3款予備費、第1項予備費におきまして50万円の計上でございます。 以上で歳出予算額は30億9,662万3,000円と相なるものでございます。 次に、歳入予算につきましてご説明申し上げます。 歳出予算総額30億9,662万3,000円の財源措置といたしまして、第1款分担金及び負担金、第1項負担金におきまして、公共下水道事業受益者負担金993万8,000円の計上でございます。 次に、第2款使用料及び手数料におきまして10億2,730万6,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項使用料におきまして、下水道使用料等10億2,716万9,000円の計上、第2項手数料におきまして、責任技術者登録手数料等13万7,000円の計上でございます。 次に、第3款国庫支出金、第1項国庫補助金におきまして、公共下水道事業費補助金1億383万円の計上でございます。 次に、第4款財産収入、第1項財産運用収入におきまして、水洗便所改造資金貸付基金運用収入59万6,000円の計上でございます。 次に、第5款繰入金、第1項他会計繰入金におきまして、一般会計繰入金14億3,500万円の計上でございます。 次に、第6款繰越金、第1項繰越金におきまして、前年度繰越金10万円の計上でございます。 次に、第7款諸収入におきまして1,035万3,000円の計上で、この内訳といたしまして、第1項市預金利子におきまして、金融機関預金利子10万円の計上、第2項雑入におきまして、消費税還付金等1,025万3,000円の計上でございます。 次に、第8款市債、第1項市債におきまして、公共下水道事業債及び流域下水道事業債5億950万円の計上でございます。 以上で歳入予算の総額は30億9,662万3,000円と相なるものでございます。 次に、第2条地方債につきましてご説明申し上げます。 これは第2表にございますとおり、公共下水道事業債2億8,190万円、流域下水道事業債2億2,760万円の限度額をもって発行いたしたく、お願い申し上げるものでございます。 次に、第3条一時借入金につきましてご説明申し上げます。 これは平成11年度における一時借入金の限度額を1億5,000万円といたしたく、お願い申し上げるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第8号議案「平成11年度箕面市特別会計牧落住宅団地事業費予算」及び第9号議案「平成11年度箕面市特別会計公共下水道事業費予算」の提案理由とその内容のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(内海辰郷君) 次に、第10号議案について水道部長の説明を求めます。水道部長 平野忠志君 ◎水道部長(平野忠志君) ただいまご上程になりました第10号議案「平成11年度箕面市水道事業会計予算」につきまして、提案理由とその内容をご説明申し上げます。 まず、予算第2条の業務の予定量でございますが、給水戸数は5万5,300戸、年間総配水量は1,592万1,000立方メートル、1日平均配水量は4万3,500立方メートルを予定いたしております。主要な建設改良事業につきましては、第五次拡張事業に2億8,393万2,000円、配水管等の敷設替工事、坊島受水場の耐震化補強(第2期)工事及び負担金工事等を施行するための新営改良事業に5億1,491万5,000円、北部水道創設事業に9,157万5,000円、大阪府道路公社による国道423号バイパストンネル掘削工事に伴う下止々呂美簡易水道の影響対策として、水源を確保するための簡易水道整備事業に5億4,729万1,000円、止々呂美簡易水道の配水管敷設替工事等に伴う簡易水道改良事業に2,800万円のそれぞれの計上でございます。 次に、第3条に定めます収益的収入及び支出の予定額といたしまして、収入31億2,510万2,000円、支出31億1,588万7,000円の計上で、その内容につきまして、支出予定額からご説明申し上げます。 第1項営業費用26億4,302万4,000円、第2項簡易水道営業費用1億3,645万1,000円の計上は、受水費、動力費、水道施設の維持管理費、人件費等の事業運営費及び公共下水道敷設に伴う配水管移設工事費、固定資産の減価償却費等でございます。次に、第3項営業外費用3億2,791万2,000円の計上は、企業債の利息、消費税及び地方消費税等でございます。次に、第4項特別損失350万円の計上は、過年度損益修正損等でございます。次に、第5項予備費500万円の計上は、本会計において不測の事務の経費に充当するものでございます。 以上、これら支出予定額に対する財源措置といたしまして、収入予定額につきましてご説明申し上げます。 まず、第1項営業収益24億5,771万1,000円、第2項簡易水道営業収益1億3,019万4,000円の計上は、水道料金等の給水収益、公共下水道敷設に伴う配水管移設工事等の受託工事収益及びその他手数料等の営業収益でございます。次に、第3項営業外収益5億3,719万6,000円の計上は、口径別納付金、一般会計からの補助金、下水道使用料徴収業務等の受託事業収益及び預金利息等でございます。次に、第4項特別利益1,000円の計上は、固定資産売却益でございます。 以上、収益的収入及び支出の予定額におきまして、差し引き921万5,000円の黒字と相なるものでございます。 次に、第4条に定めます資本的収入及び支出の予定額といたしまして、収入12億398万7,000円、支出16億6,419万3,000円の計上で、その内容につきまして、支出予定額からご説明申し上げます。 第1項建設改良費14億7,897万9,000円の計上は、第五次拡張事業新営改良事業に係る配水管敷設等工事費、坊島受水場の耐震化補強(第2期)工事費、負担金工事費及び人件費等の事業運営費、並びにメーター購入費等の固定資産購入費、北部水道創設費、簡易水道整備費及び簡易水道改良費でございます。 次に、第2項企業債償還金1億8,521万4,000円の計上は、上水道事業に係る企業債の本年度分償還元金でございます。 以上、これら支出予定額に対する財源措置として、収入予定額につきましてご説明申し上げます。 まず、第1項企業債2億1,290万円の計上は、第五次拡張事業等に充当する企業債でございます。次に、第2項工事負担金8億3,190万8,000円の計上は、開発者等からの依頼により本市が施行します配水管敷設工事、簡易水道整備工事等の工事負担金でございます。次に、第3項固定資産売却代金4,000円の計上は、固定資産の売却代金でございます。次に、第4項繰入金5,568万1,000円の計上は、水道施設の耐震化、簡易水道施設の改良及び北部水道の水源確保に係る一般会計からの繰入金でございます。次に、第5項国庫補助金4,578万7,000円、第6項出資金42万7,000円は北部水道の水源確保、第7項借入金1,840万6,000円は、水道施設の耐震化及び北部水道の水源確保、第8項創設負担金3,887万4,000円は、北部水道の水源確保にそれぞれ要します費用の財源として計上いたすものでございます。 以上、資本的収入及び支出の予定額におきまして差し引き4億6,020万6,000円の財源不足額につきましては、当年度分損益勘定留保資金3億4,535万円、建設改良積立金6,509万4,000円、減債積立金3,000万円、並びに当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,976万2,000円をもって補てんしようとするものでございます。 次に第5条におきまして、財務会計水道情報システム用電子計算機器及びソフト並びに自動車の賃借につき、平成11年度から平成16年度までの期間で、限度額をそれぞれ設定し、債務負担行為をお願い申し上げるものでございます。 次に第6条におきまして、第五次拡張事業及び水道施設耐震化整備事業に係る企業債の借入限度額を2億1,290万円とし、借入条件等を定めようとするものでございます。 次に第7条におきまして、資金の効率的な運用を行うための一時借入金の限度額を1億円と定めるものでございます。 次に第8条におきまして、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費8億3,098万7,000円、及び交際費20万円を定めるものでございます。 次に第9条におきまして、一般会計から補助金及び繰入金として受け入れる額を、2億6,495万1,000円と定めるものでございます。 次に第10条におきまして、たな卸資産の購入限度額を2,406万8,000円と定めるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第10号議案「平成11年度箕面市水道事業会計予算」の提案理由とその内容のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。
    ○議長(内海辰郷君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。本日はこれをもって散会し、明2月26日から3月7日まで10日間議案調査のため休会し、3月8日午前10時より本会議を再開いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  (“異議なし”の声あり) ○議長(内海辰郷君) ご異議なしと認めます。 よって明2月26日から3月7日まで10日間休会し、3月8日午前10時より本会議を再開することに決しました。 本日はこれをもって散会いたします。     (午後3時26分 散会)   ------------------------------------  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。                箕面市議会議長    内海辰郷                箕面市議会議員    上田春雄                箕面市議会議員    黒山政之...